Nゲージの基本は小判型レイアウトです
Nゲージをはじめる時には、まず線路と列車、列車を走らせる為のパワーパックが必要となります。この場合は、多くは初心者用のレイアウトセットと車両が一緒になった商品を購入される事になり、これがNゲージを楽しむ始発点となり、これからt鉄道模型趣味の長い旅が始まります。
初心者用のセットは、ほとんどのものが直線レールと曲線レールとの組み合わせで小判型のレイアウトになるように、パワーパックから車両に電源を供給するための、フィーダー線路と一緒にセットに組み込まれており、それに加えてモーターの着いた車両が1両と付随車両が数両、そして、車両を走らせるためのパワーパックと線路に電源を供給するフィーダーがが入っています。
このセットがあれば、自宅の部屋の中、ちょっと広めのテーブルの上などのスペースがあれば、どこでもNゲージ模型の走行を楽しむことが出来ます。
初心者用のセットでは、単線の小判型レイアウトしか出来ませんが、拡張用の線路セットを買い求めれば、複線にしたり立体交差をさせたりなど、Nゲージの楽しさが初心者でも容易に広がって行きます。
Nゲージレイアウト作成は固定道床で線路を敷く
Nゲージで鉄道模型を楽しむようになりますと、だんだんと複雑なレイアウト、そして、複数の編成を走らせたくなるものです。そしてまた、本当の風景の中を走っているような様子を見てみたいと思うようにもなり、ジオラマ作成に夢を持つようになります。各地にある鉄道博物館が、子ども達だけでなく大人達にも人気があるのは、この二つの夢を叶えているからであります。
しかし、個人がこれらの夢を叶えるには、余程の資力ある方でなければ難しいものなので、時間と手間、そして費用のかかるジオラマよりも、比較的手軽にそして固定した場所も必要としない、線路同士の着脱も容易な道床が着いた線路を敷くことで、Nゲージを楽しむことになります。
そうは言っても、Nゲージを楽しむ一番の目的は、実際の鉄道のように自由に列車を加減速、停発車させる事でありますから、単純な小判型のレイアウトでも、列車を走らせることで十分楽しむことは出来ます。そして、さらに線路を増やして複雑なレイアウトにすることも出来ますし、複数の列車を走らせたり自動運転などの制御運転も、現在では固定道床でのレイアウトでも可能となっています。